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2024.10.11

【静岡奇石博物館】モササウルスの歯の化石、入荷しました

【静岡奇石博物館】モササウルスの歯の化石、入荷しました

モササウルスの歯の化石が大量に入荷しました!
宝石の原石だけにとどまらず、化石も扱う静岡奇石博物館。今話題のモササウルスの歯の化石について、ご来店のお子様たちから一番多い問い合わせに回答します。

【Qなぜ、体は大きかったのに歯は小さいのでしょうか?】
確かに、モササウルスは最大で18メートルと言われています。ワニの様に口が大きかったはずなのに、しかし、歯の化石は数センチです。推測される理由を3つにまとめてみました。

1.捕食スタイル
モササウルスは主に魚やイカ、他の海洋生物を捕食していたと考えられています。これらの身体は柔らかいので、ティラノサウルスの様に巨大で強力な歯で噛み砕く必要がなかったのです。そのため、強力で大きな歯よりもむしろ獲物をしっかりと捕らえられる多くの歯で素早く飲みこむことに適していました。

2.食事の習性
獲物をかみ砕くのではなく、丸飲みすることが主な食べ方だったと考えられています。大きな歯よりも小さくて鋭い歯があれば捕まえて飲みこむことに適していました。モササウルスの体内からアンモナイトの化石が発見されたことは有名で、アンモナイトの硬い殻を強力なアゴと鋭い歯で破壊し、捕食していたと推測されています。

3.進化的な適応
モササウルスの歯が小さかったのは進化的な適応と考えられます。巨体でありながら、素早く泳ぐ能力に優れており、アゴ全体を使って獲物をしっかりと捕らえることができました。歯が大きすぎると泳ぎや狩りの効率に影響を与える可能性があり、小さく鋭い歯であごとあごを開閉するスピードが狩りに適応していたのでしょう。モササウルスの歯が小さいのは、体の大きさや強さとは無関係で進化的な結果と推測されています。

以上のことから、モササウルスの歯は体の割に小さかったのでしょう。大きな口で大きな歯だと、海の中では口の開閉中に獲物が逃げていってしまいます。小さい歯で素早く開閉し、素早く飲みこむことができるように環境に適応しながら進化したと考えられています。

多くの質問疑問はFIRST DIAMOND静岡彫金工房内の「静岡奇石博物館」で聞いてみませんか?

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