手元供養として注目されている遺骨ジュエリー。愛する家族との悲しい別れの後もずっとそばに居られるように、遺骨を指輪やネックレス、ペンダント等に入れたジュエリーを遺骨ジュエリーといいます。ネットや葬儀屋さん等で手軽に購入できますが、実は日常的に身に着けるためにはジュエリーを選ぶ上で注意点があります。特に指輪となると、ペンダント以上に注意すべき点があるのはご存知ですか?遺骨リングを検討している方は購入前にポイントをおさえておきましょう。
①防水加工
防水加工の重要性は意外と見落とされがちです。しかし、一番重要なのはご存じでしょうか?ペンダントとして着ける場合、防水加工が無ければプールやシャワー時の着用は気をつけるかもしれませんが、実は汗をかく夏場も着用は避けた方が良いのです。指輪の場合は尚更で、手を洗うたびに外さなければならなったり、アルコール消毒をする際も外さなければならなかったりするので、日常的に身に着けるのが難しくなります。遺骨を保存するには密閉性がある方が望ましく、湿気を嫌います。ずっと身に着けていられる様にと選んだ遺骨ジュエリーが日常的に身に着けられないのは残念ですよね。防水加工のしっかりとしたものを選ぶことがおすすめです。
ちなみに・・・
通販等で購入する場合は、指輪やペンダントが届き、自分でそのジュエリーに遺骨を入れるというものが多くあります。蓋が自由に開け閉めできるものは、密閉性は無いものと思ってください。
②耐久性
指輪として身につける場合には日常的に買い物袋や荷物を持ったりすることで指輪に負荷がかかります。そのため「耐久性(強度)」が必要です。遺骨リングは製作工程で指輪に穴を空け、遺骨を入れます。中に遺骨が入っているため、通常の指輪以上に変形をさせられません。それを踏まえた上での素材選びが重要です。また「作り」も重要で、鋳造製法に比べて硬度や強度の高い鍛造製法の指輪の方がおすすめです。通販などで購入する場合には、日常的に身に着けられるものなのか注意してみてください。中には、荷物を持つ際の使用は控えた方が良いと注意書きのあるものもあります。
③永続性
ファッションジュエリーと違って、遺骨ジュエリーは永くそばに置くものです。そのため、長期にわたって現状が維持できる永続性も重要です。特に身に着けるリングとなると輝きや美しさも永続的な方が良いですよね。遺骨ジュエリーは様々な素材で作ることができます。しかし、シルバーやK10などは酸化しやすいため、変色などの可能性が高くなります。永く手元に置くからこそ、永続的にきれいな状態を保ちやすい素材(プラチナやK18)を選ぶこともおすすめです。
【遺骨リングでよくあるQ&A】
当店でも問い合わせのあった質問事項をまとめてみました。
Q.ジュエリーをリフォームして遺骨リングを作ってもらうことはできますか?
A.大切な方から譲り受けたものや思い入れのあるジュエリーを溶かして遺骨リングを作ることは可能です。外した宝石なども付けることができますので、かけがえのないジュエリーになります。
Q.手持ちの指輪に遺骨を入れることはできますか?
A.お手元にある指輪のデザインにもよりますが、遺骨を入れることは可能です。リング幅や厚み、素材等にもよりますので実際のリングを持って相談に訪れてみてください。
Q.遺骨は砕いて持って行った方が良いですか?
A.お持ちいただく遺骨や遺灰は、ジュエリーに納めるので少しで構いません。小さじ半量程です。ジュエリーに入れる際に砕かせていただくのでそのままご持参いただいても結構です。
Q.遺骨リングにはどんなデザインができますか?
A.オーダーメイド職人や専門のデザイナーがおりますので、シンプルなデザインから豪華なデザインまで可能です。例えば、大切な方との思い出(場所など)を絵にして刻印したり、筆跡(ペットであれば肉球や似顔絵など)を刻印したりも可能です。また、ハワイアンジュエリーの様に柄を彫ることも可能です。
遺骨リングを購入する上で注意する点をまとめると、防水加工がされていること、耐久性や永続性のあるものを選ぶことにあります。それらを踏まえると素材はK18やプラチナがおすすめです。また、オンリーワンの遺骨リングを作ることができる鍛造製法で故人との思い出を刻むのもおすすめです。大切なリングだからこそ、製作実績のある当店にお任せください。
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▽遺骨ジュエリーについて
https://shizuoka.1st-diamond.jp/ikotsu_jewelry